事業者の皆さんの中には、現在お使いの事務所や倉庫が手狭になってきた方もいらっしゃるかと思います。
そうなると、新たなスペースを確保するための倉庫を借りることを検討しているのではないかと思います。
ところで、倉庫の中には「上屋(うわや)※コンテナヤード等の一時保管場所」があることをご存知でしょうか?
倉庫との違いを理解していないと、後々困ってしまうかもしれません。
今回は、倉庫と上屋の違いについて紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

上屋は倉庫と何が違うの?その内容について説明
倉庫といえば、一般的には広々としたスペースに荷物やコンテナが多く置くことができる場所だとイメージされる方が多いでしょう。
一方、上屋は保税地域にあって、輸出や輸入するコンテナ貨物の一時的な保管場所として使われます。
※保税地域…国外へ輸出または国外から輸入したコンテナ貨物のうち、輸出許可や輸入許可を受ける前の貨物を保管しておくために指定された地域のこと。
貨物を一時保管するなら倉庫と同じ役割のように思えますが、上屋は壁がなく柱と屋根のみで造られているか、もしくは建物の一部のみに壁がある造りとなっています。
また、倉庫に関する法律は①上屋(コンテナヤード等)は、倉庫業法、②貸倉庫は、宅地建物取引業ですが、上屋(コンテナヤード等)は港湾運送事業法という法律に該当します。
こうした違いも覚えておきましょう。
普通の倉庫とは違う上屋 その重要性とは?
先述のように、上屋は輸出・輸入のために貨物を一時保管するための重要な施設です。
もし上屋がないと、どんな問題が起きるのでしょうか。
まず、輸入許可が下りる前の貨物を保管できる場所がないと、航空機や船から貨物が降ろせません。
また、輸出許可が下りる前の貨物も保管場所がないと、許可が出るまで貨物を事業者の施設に置かなければなりません。
許可が下りてから空港や港へ貨物を運ぶとタイムロスが大きく、余分なコストもかかってしまいますよね。
また、上屋は通関手続きにおいても重要な場所で、国内外に違法な物を輸出・輸入することを防ぐための一時保管場所としても機能しています。
これによって、万が一違法な物を輸出したり、国外から輸入しようとしたりする物を水際で食い止めることができているのです。
まとめ
以上、倉庫と上屋の違いについてご説明しました。
上屋は、特に物流関係の事業をされている事業者様に関係が深いため、該当する事業者様が倉庫を探す際は、ぜひ知識として覚えておくと良いでしょう。
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