自動車整備の工場を始めたい場合、規定の広さや設備が整った貸工場かどうかを確認しなければなりません。
何も考えずに工場を借りてしまうと事業を始められない可能性があるため、事前に条件などを把握しておきましょう。
そこで今回は自動車整備工場とは何なのかをご説明するとともに、貸工場の探し方についてもご紹介します。
貸工場を契約する前に知っておきたい!自動車整備工場とは?
自動車整備工場(自動車分解整備事業)はおもに自動車の点検や修理などをおこなう工場のことです。
たとえば車検の際に修理が必要な箇所がないかチェックしたり、タイヤのパンクを直したり、傷がついた車の塗装をおこなったりします。
自動車整備工場には「指定工場」と「認証工場」の2種類があり、それぞれできることが違います。
指定工場は自動車の整備や修理のほか、お客様から持ち込まれた車の点検をおこない、陸運局をとおして車検証を発行することが可能です。
一般的に「民間車検場」と呼ばれているのは、指定工場と覚えておきましょう。
一方、認証工場は指定工場とは違って車検に関する作業や手続きがおこなえません。
車検をおこなう場合は、工場から陸運局へ車を移動させて点検してもらう必要があります。
修理や整備は認証工場内でも可能ですが、最終的な点検をしてもらうためにまた陸運局へ行く必要があるのです。
また指定工場と認証工場では必要な設備や規模、スタッフの人数なども異なります。
どちらの自動車整備工場を始めるかによって貸工場物件の探し方も異なる点に注意しましょう。
自動車整備をするために最適な貸工場の探し方
自動車整備の貸工場を探すときは、指定工場と認証工場それぞれで求められる基準を把握しておくことが大切です。
たとえば普通自動車を基準とした場合、指定工場では現車作業スペースが8㎡以上、認証工場では車両整備スペースの間口が4m以上かつ奥行が8m以上なければなりません。
認証工場は車を置いておくスペースも必要で、その広さについても基準が定められています。
小型自動二輪車や大型の普通自動車など、自動車のタイプによっても広さや必要な作業スペースの基準が異なるため、あとから「基準を満たしていなかった」と慌てないようにしっかりチェックしておきましょう。
スタッフの人数は、認証工場が工員数2人以上であれば良いのに対し、指定工場は事業場管理責任者が1人いなければならない、工員は4人以上いなければならないなどの基準があります。
また、自動車整備工場に必要な設備も、指定工場と認証工場それぞれで異なるので注意しましょう。
たとえば車体を浮かせて作業しやすくするためのジャッキ、原動機の整備でエンジンを吊しておくためのチェーンブロックなど数多くの設備がありますので、どの設備が必要となるかは運輸局に問い合わせて確認することをおすすめします。
まとめ
貸工場で自動車整備を始める際は、まず指定工場と認証工場の仕事内容や基準について把握することが大切です。
整備士の資格によっても作業できる範囲は異なるため、実際に運営をスタートさせたあとのことを具体的にイメージしながら物件探しと人員探しを始めましょう。
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