世界中に多数あるコンテナは、国際物流には欠かせないものですが、世界的にコンテナ不足に陥っていることをご存じでしょうか?
近年ではコロナの影響によりさらにコンテナ不足に拍車がかかり、日本経済にも大きな影響を及ぼすことが予想されます。
そこで今回は、賃貸工場におけるコンテナ不足の原因についてお話ししていきたいと思います。
賃貸工場でコンテナ不足が起きる原因とは?
コンテナは海運会社とNVOCC(輸送事業者の一種)が所有し、荷主に貸し出しをしていますが、下記の原因によりコンテナが不足していると言われています。
返却の遅延
コンテナが輸入地に到着したら荷主はコンテナから貨物を取り出し、空になったコンテナを返却しなければなりません。
貨物を取り出す時間を考慮し、揚港に到着してから14日程度はフリータイムとして無料貸し出しをおこなっているのが一般的です。
フリータイムを超えると延滞料金が発生するため、本来ならば期限内に減却しますが、なかには輸入地の受け取りが遅れるなどの原因でコンテナが返却されないことがあります。
2020年にはコロナウィルスの影響により、作業員が集まらず港から搬出できなくなってしまい、コンテナのまま保管するケースもあり、コンテナ不足に拍車をかける結果となってしまいました。
コンテナの返却が遅延すると、多くのコンテナが輸入地で滞留してしまい輸出地で不足してしまいます。
需給バランス
コンテナ輸送の6割が東アジアを発着としており、世界の物流は東アジアを中心に回っています。
しかし、このように輸出入が偏ってしまうと航路の選定や空コンテナの輸送に支障をきたしたり、景気の変動に左右される可能性があります。
輸出量の急激な増加
一か所で輸出量が増加すると、コンテナ航路の輸送可能量を往復で使い切っているため、復路で持って帰ることができる空コンテナが輸出量と同数以下になってしまい、コンテナの不足につながってしまいます。
賃貸工場における工場バンニングとは?
工場バンニングとは、海外に輸出する商品を自社の敷地内でバンニング(輸出する貨物をコンテナに詰める)することを言います。
自社が所有する倉庫や工場でコンテナを詰める場合、下記のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
工場バンニングをすることで、バンニング代金の削減ができます。
また、賃貸工場における工場バンニングをおこなうことでコンテナの残容量を考えながら、柔軟に貨物の追加や削除ができるのも大きなメリットです。
デメリット
一方、デメリットはバンニング技術が必要な点や、追加費用が発生する可能性があることです。
まとめ
コロナウィルス以外にも、コンテナの返却の遅延や需給バランスや急激な輸出量の増加により、各地でコンテナが不足して輸出がスムーズにおこなえない状況がみられているため、今後の対策が重要となります。
自社の倉庫や工場でコンテナの貨物を詰める賃貸の工場バンニングは、コスト削減や貨物の追加や削除がおこなえるといったメリットがあるため、賃貸の工場バンニングを上手に活用すれば効率化が図れます。
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