事業者などに向けて数多く提供されている「賃貸倉庫」のなかには、温度管理が可能な物件があり、室温の影響を受ける物品を扱っている方からよく利用されています。
ここでは賃貸倉庫の利用をお考えの方に向け、温度管理ができるその物件の基本やメリットなどについて紹介します。
定温を保てる賃貸倉庫とは?普通のものとどう違う?
「定温倉庫」は内部の温度や湿度を一定に保てるような設備のある倉庫で、高温と低温のどちらでも傷んでしまう物品の保管目的でよく使用されています。
賃貸倉庫の一種として提供されているため、契約を結んで月々の賃料を支払えばどなたでも利用可能です。
保てる温度は物件により異なることもありますが、10~20℃が一般的です。
その範囲のなかで何度に保つかは任意で設定できることも多く、保管する物品に応じた微調整もよくおこなわれます。
特に厳密な管理を要求される物品を保管したい場合、指定の温度をしっかり維持できるのか、賃貸契約を結ぶ前に確認するとより確実です。
なお、温度管理ができるといえば冷蔵庫や冷凍庫がよくイメージされるものの、それらはいずれも10℃を下回る低温を維持するものであり、定温倉庫とは区別されます。
また、温度を管理する設備がなく、夏は暑くて冬は寒いなど外気に応じて室温が大きく変わるものは常温倉庫と呼ばれ、定温倉庫とは同じく区別されています。
定温を保てる賃貸倉庫を選んだ際のメリットとは?
物品を保管中に温度を原因とする、傷みが発生しづらいことが大きなメリットです。
精密機械・チョコレート・ワイン・種子・花など、高温にも低温にも弱い物品は決して珍しくありません。
適切な温度を維持できないと商品価値が損なわれる物品でも安心して保管でき、必要に応じていつでも使用できます。
また、一定温度での保管により、世間で流通する同種の製品よりも高い品質を維持できることもあり、他社商品との差別化にもつなげられるのです。
さらに、定温倉庫を利用すると季節の影響を受けなくなり、自社の都合を優先したスケジュールでその物品を扱えます。
たとえば真夏にチョコレートを保管するなど、普通の倉庫では難しい対応も可能であり、繁忙期に備えた準備も最適なタイミングでおこなえるのです。
なお、定温倉庫を自前で建てることも可能ですが、それには多大な資金や労力を要し、平時の運用には相応のノウハウや人員が要求されます。
賃貸倉庫を利用すればそれらの負担をすべて削減でき、手軽にビジネスをおこなえる点もメリットに挙げられるでしょう。









